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About

ゑみし洞について

ゑみし洞は、アジア少数民族の民芸品を販売するお店です。行商とネットショップ運営をしながら、先住民が手作りしたアクセサリーや装飾品、古布、置物などを販売しています。ほかにもアンティックビーズや天然石、シルバー、彼らが使っていたパーツなどで作ったアクセサリーも販売しています。

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本物の素材と手仕事

「ゑみし」という言葉は、日本の先住民「蝦夷(えみし)」からとっています。アイヌの文化、そしてアジア先住民の文化にもまた魅了され、もう何十年と現地と日本を行き来しています。彼らは身の回りのもので自分たちの生活を築いています。家も服も装身具も、自分たちで作っています。まだアジアの山奥では、生きる知恵と直結しているような文化がギリギリのところで生き残っています。しかもそうして作れらた物には世界観がこめられています。素材もフェイクではなく、自然の中にある本物の素材を使っています。
彼らが生みだすアクセサリーや民芸品には、力と美しさがあります。それこそヨーロッパのハイブランドによるオートクチュールコレクションでコーディネートされても主役になる、存在感のある品々ばかりです。

少数民族を訪ね、現地で買い付け。

 

ゑみし洞は、そうした品を現地から買い取って日本へ持ち帰り、販売し、自分の生活費に変えています。そこを突っ込まれると、「そうです」としか言いようがありません。ただ、この素敵な文化を紹介したいという思いがあります。
インドのバンジャーラ族から、タイや中国、ミャンマーに点在するアカ族、モン族、ヤオ族。彼らの作るものに惹かれて旅をしてきました。今はナガ族という、インドとミャンマーの国境沿いに住む少数民族に惹かれ、バスやハイヤーを使い、山奥にある彼らの集落を訪ね歩いています。
バンコクのような都市の土産屋さんで民芸品を買い集める買い付け方法とは違って、こうした辺境でのバイイングは時間もコストもかかり、せっかく訪ねてもほとんど収穫のないこともあったりします。正直、商売になりにくいのです。

でも、また次の季節が巡ると旅に出向いてしまいます。

​消えゆく技術と伝統


そんな先住民、少数民族の文化も今、急速に衰退して行っています。アジアの山奥にも欧米の資本文化は入り込み、合理化という時代の流れのなか、手仕事の伝統や技術も消えつつあります。

例えば、ナガ族がつくる猿の骸骨をあしらったネックレス(写真上)。もう現地でも、若い人は作れなくなっています。日本の藁を使った民芸と同じです。若い世代に継承されていないのです。
ゑみし洞がこうして扱っているものが、もしかすると最後の一品となるかもしれません。
いずれ失われる世界。その魅力を少しでも多くの人に知ってもらえたらと思い、このウェブサイトをつくりました。

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